よくある質問

紅茶全般について

開封後はどのように保存したらよいですか?
直射日光及び高温多湿を避けて保存してください。紙に包まれたティーバッグであれば、開封後は密封容器に移し替えて保存してください。アルミ袋に入ったリーフティーやティーバッグ、インスタントティーは、きちんと封をして保存してください。また、冷蔵庫や冷凍庫での保存は庫内のにおいを吸収しやすいので避けてください。
賞味期限が切れた商品を飲んでも大丈夫ですか?
賞味期限とは、定められた方法により保存した場合において、期待される品質の保持が十分に可能とされる期限であり、賞味期限を過ぎた場合でも、必ずしも衛生上の危害が生じるわけではありません。紅茶に関しても、賞味期限が過ぎてしまって飲めなくなるようなものではありませんが、味や香りが劣化していることが予想されますので、おいしく味わっていただくためにはおすすめできません。紅茶にはにおいを吸収しやすい性質がありますので、古くなったティーバッグやリーフティーを消臭剤として利用する方法もあります。
紅茶の葉に白っぽいものが含まれています。これは何ですか?
白っぽいものは、茶葉の芯芽の部分で、芯芽のうぶ毛が白く見えます。チップ(TIP)と呼ばれます。
塵のようなものが紅茶の液面に浮くのですが、大丈夫ですか?
紅茶は若い葉をていねいに摘んで作られます。摘み取った若い芯芽には細かいうぶ毛が密生しており、このうぶ毛が紅茶の液面に浮かび、塵のように見えます。もちろん、体に害を及ぼすものではありませんので、安心してお召し上がりください。
紅茶の色が黒っぽくなってしまいました。なぜですか?
いくつかの原因が考えられます。やかんやティーポットに鉄分が含まれていたり、水に鉄分を含んでいると、紅茶に含まれている紅茶ポリフェノールと結合して、紅茶の液が黒っぽくなります。これと関連して、紅茶に鉄分を含んだはちみつを溶かすと、同様に黒っぽくなります。
また、硬度の高い水で紅茶をいれると、黒っぽくなります。実際はきれいな紅茶の色でも、マグカップなど深いカップや口の狭いカップを使用すると、黒っぽく見えてしまうこともあります。
紅茶にレモンを入れたら色が薄くなってしまうのはなぜですか?
紅茶液は酸性になると、色が薄くなります。レモンを入れることで、紅茶が酸性になるためです。
硬水で紅茶をいれたら油膜のようなものが浮きました。これは何ですか?
紅茶を硬水でいれると、膜が生成されることがあります。これは、紅茶に含まれている紅茶ポリフェノールと水中のカルシウムイオンが共存し膜が生成される現象ですが、お召し上がりいただいても問題ありません。
アイスティーをいれるとにごってしまいます。どうしてですか?
「クリームダウン」または「ミルクダウン」と呼ばれる現象です。紅茶に含まれている紅茶ポリフェノールとカフェインが冷やされることで結合し、肉眼では白くにごって見えてしまうというものですが、品質には問題ありません。
味のしっかりした紅茶や濃くいれた場合に起こりやすいので、クリームダウンを防ぐには、渋みの少ない紅茶を選ぶ、蒸らし時間をやや短めにする、冷やす前にグラニュー糖を加える、などの方法がおすすめです。
紅茶をおいしくいれるためには、どのような水が適していますか?
日本では、水道水(軟水)がおすすめです。汲みたての空気をたくさん含んでいる新鮮な水道水を沸かし、10円玉位の泡がボコボコ出ている沸騰した状態のものをご使用ください。
硬度の高いミネラルウォーターを使用した場合、水中のミネラル分と紅茶の成分が反応して香味が損なわれたり、液が黒っぽくなる、にごりが生じる、膜が生成されるなどの現象が起こることがあります。
ティーバッグ1袋で何杯までいれられますか?
ティーバッグ1袋につき1杯が標準量です。
1袋で2回抽出すると、1杯目で紅茶のおいしい成分は出てしまいますので、2杯目はあまりおいしくお召し上がりいただけません。1袋で2杯分取りたい場合は、ティーポットに2杯分の熱湯とティーバッグ1袋を入れ、蒸らし時間をやや長めにして抽出すると、おいしくお楽しみいただけます。
ミルクティーのおいしいいれ方を教えてください。
蒸らし時間を長めにして濃いめの紅茶をいれ、ミルクを加えると、紅茶の渋みがほどよく調和されてまろやかな風味となります。ミルクは常温の牛乳(※)がおすすめです。また、お好みでエバミルクやクリーミングパウダーを入れてもお楽しみいただけます。

※牛乳を温め過ぎると独特のにおいが出て、紅茶の香りを損なってしまいます。常温またはごく軽く温めてご使用ください。

レモンティーのおいしいいれ方を教えてください。
渋みをおさえるように蒸らし時間をやや短めにして紅茶をいれます。レモンはあくまでも香りを楽しむためのものですから、召し上がる直前に薄くスライスしたレモンを入れ、軽く2〜3回ティースプーンでかき回したらすぐに取り出してください。長くつけておくと、レモンの皮の苦みが出てしまいます。
「ダージリン」とは何ですか?
インド北東部に位置する紅茶の産地です。

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「アールグレイ」とは何ですか?
紅茶にベルガモットという柑橘系果実の香りをつけた着香茶です。1830年代、イギリスから中国に派遣された使節団が持ち帰った中国産の着香茶をグレイ伯爵(earl・アール=伯爵)が愛飲したことから名づけられたといわれています。
「オレンジ・ペコー」とは何ですか?
茶葉の大きさを表す言葉です。OPと略します。葉の長さが1cm前後の細長い大型のリーフティーを指します。

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紅茶にカロリーはありますか?
紅茶(リーフティー、ティーバッグ)の抽出液100mlあたりのカロリーは0〜1kcalです。ほぼ0とお考えください。
紅茶にはどの位カフェインが入っていますか?
一般的な値は、紅茶(リーフティー、ティーバッグ)の抽出液100mlあたり30mgです。
また煎茶、烏龍茶は20mg/100ml、レギュラーコーヒーは60mg/100mlとなります。(※)

※文部科学省『日本食品標準成分表2010』より

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