紅茶のマメ知識

紅茶の産地

紅茶は、世界中の様々な土地で作られています。産地ごとの自然環境や栽培・製造方法によって特徴も異なり、それぞれの個性を楽しむことができます。ここでは、代表的な産地の紅茶をご紹介しましょう。

紅茶の代表的な産地を記した、アフリカ大陸東岸からインド・スリランカ・中国までを含んだ世界地図です。地図中の各産地の地名は、クリッカブルマップになっており、それぞれの説明へリンクしています。 アッサム ダージリン ニルギリ ディンブラ ウバ ヌワラエリヤ キーマン ケニア

注)文中に「水色」という言葉がありますが、これは「すいしょく」と読み、紅茶抽出液の色のことを指します。

インド

19世紀前半から茶栽培を始め、紅茶の生産量、消費量ともに世界第1位を誇る。

ダージリン

インド北東部、ヒマラヤ山麓の標高500〜2000mに位置する産地。生産量は少ないが香味に優れ、紅茶では最も価格が高いことで知られる。シーズンにより特徴が大きく変化する。世界三大紅茶のひとつ。

◆クオリティーシーズン : 1年のうち最も良質な紅茶が採れる季節

ファーストフラッシュ (3月中旬〜4月)

発酵が浅く、緑茶のように青々とした外観と黄味がかった淡い水色が特徴。爽やかな甘い香りとフレッシュな味わいを楽しむ新茶。

セカンドフラッシュ (5月〜7月上旬)

1年のうちで最も品質が充実し、芳醇な香りと甘さを感じさせるコク、好ましい渋みを併せ持つ。水色は淡いオレンジ色。良品にはマスカテルフレーバーと呼ばれる独特の果物香がある。

アッサム

インド北東部、アッサム地方のブラマプトラ河流域に広がる世界最大の紅茶産地。水色は濃い赤褐色。濃厚な味わいと奥深く芳醇な甘い香りが特徴。しっかりしたコクがあるので、ミルクティーに向いている。

ニルギリ

南インドの高原に位置する産地。ニルギリとは現地語で「青い山」を意味する。水色は明るく美しいオレンジ色。やわらかくすっきりとした味わいが特徴。クリームダウンが起こりにくいため、アイスティーに向いている。

スリランカ

インド南東に位置する島国。「セイロンティー」の名で世界的にも知られている(セイロンは旧国名)。

ディンブラ

中央山岳地帯の西側に広がる高地。水色は明るく鮮やかな紅色。マイルドで優雅な香りと適度な渋みを伴うバランスのとれた味わいが特徴。

ウバ

中央山岳地帯の東側に位置する高地及び中地。水色は明るく赤みのある橙色。ウバフレーバーと呼ばれる特有の爽快な香り、刺激的な渋みを持つ力強い味わいが特徴。世界三大紅茶のひとつ。

ヌワラエリヤ

中央山岳地帯の最高地。水色は淡く明るいオレンジイエロー。発酵が浅く、緑茶にやや似たすっきり爽快な渋みと優雅でデリケートな香りが特徴。

中国

茶発祥の地であり、紅茶も18世紀後半に中国で誕生した。国内消費は緑茶(釜炒り製)が中心。

キーマン

中国・安徽(あんき)省南部に位置する産地。外観は針金のように細く撚れた形状で、黒みを帯びた色合い。水色は明るく澄んだ橙黄色。スモーキーな奥深い香りとまろやかな味わいが特徴。世界三大紅茶のひとつ。

ケニア

東アフリカの代表的な紅茶産地であり、世界第1位の茶輸出国。

外観はCTC特有の丸い粒状。水色は明るく、赤みが強く鮮やか。フレッシュでマイルドな香りと味わいが特徴。